鍼灸師 長田真貴先生 経歴
福岡県北九州市出身。
自身が小学生の時期に流行ったカリスマ美容師、カリスマネイルアーティスト、カリスマ販売員という職種に興味を抱く。
数多くのメディアに出ていた影響から「カリスマ」という言葉に憧れ、漠然と美容関係の仕事をしたいと思うようになる。
高校卒業後は偶然の出会いから念願のエステ業界に足を踏み入れる。しかし、就職とは異なり個人事業主形態で化粧品を販売するという形式であった。美容知識や簡単な経営は学べ、提供出来る環境はあったものの、社会経験の少なさ、自身の甘さから軌道に乗らず数年で辞めてしまう。
実際にエステ業界を経験しはしたものの、自身がやりたかった「美容の仕事」と現実は異なることを知り、全く異なる職業に就職。また、社会人としての経験を積み直すために、一般事務やコールセンター、アパレルやウエイトレス、オイルマッサージ、歯科助手などダブルワークをしながら様々な仕事を経験する。
さらに、当時話題であったアメリカドラマ、SEX AND THE CITYの影響で海外に憧れを抱く。
思い立ったら行動という信念のもと、カナダのトロントに3ヶ月間留学を決意。
10年以上に渡って様々な仕事、留学などやりたいと思った事はすべて経験したものの、どれも中途半端で終わり、心の底から本気になれることは無かった。
ただ、エステティシャンとして活動していた時に感じた誠意を込めてお手入れをする仕事、お客様様が美しくなる喜び、そして何よりも「ありがとう」と言って貰えていた事がこれまでの人生で最も生きがいを感じていたことに気づく。
28歳となった時、自分の天命や存在意義について答えが出ずに明け暮れていた。
高校の同級生が25歳でピラティスインストラクターとして自分のスタジオを構えていた。
同じ年齢なのにも関わらず、経営者として活躍している彼女の姿はとても輝いて見え、自身もまた漠然とピラティスやヨガの講師を勉強しようと考える。
しかし、当時親交のあった経営者に相談したところ、ヨガやピラティス業界の厳しさを聞かされ挑戦を前に挫折。そこで偶然、鍼灸師という職業を目指すアドバイスを得る。
これまでは興味関心で行動してきた人生だったが、健康と美容の両方を診ることができる医療系国家資格、鍼灸師という存在にこれまでにない衝撃を感じた。これまで鍼灸という世界を全く知らず、鍼灸治療すら受けた事もなかったが、この時の衝撃により翌年には鍼灸師養成学校に入学を果たす。
美容鍼灸を仕事にしたい想いで鍼灸師を目指したものの、その想いはどんどん変化していった。
慢性的な肩こり、腰痛だけでなく、婦人科や胃腸科といった内科系疾患、難治性症状にも鍼灸治療で対応出来る事を知り、鍼灸治療の可能性を大きく感じた。
身体の不調で困っている人を助けたいという気持ちが大きくなっていった。
そして在学中に受けた美容鍼灸の勉強会で初めて福岡美容鍼灸サロンCanna院長の井上と出会う。
学生の身分でセミナーに参加するのは金銭的な面、内容の理解度で躊躇したものの、自身の直感を信じて参加。
美容鍼灸を学んだ3日間は今後の鍼灸師人生を左右するほど記憶に残るターニングポイントとなる。
無事に国家資格の合格を果たし、鍼灸師の進路を考える際に同院長井上の技術力と知識の深さ、人柄を慕って福岡美容鍼灸サロンCannaに就職を決める。
1人の鍼灸師として、美容鍼灸師として、患者の美容と健康を支える治療家として臨床に励む。
これまでの社会経験、その行動から養われた人柄から多くの患者に支持されCannaでも1、2を争う人気の鍼灸師として日々活躍している。